2026/7/17

【開催報告】みな共ダイアログ Vol.1 「みんなで考えよう。~私なら何ができる?~」

「みな共ダイアログ Vol.1 ~みんなで考えよう。私なら何ができる?~」を開催しました

日本ウェルビーイング財団は、2026年7月12日(土)に、新たな取り組みとしてスタートした対話型イベント「みな共ダイアログ」の記念すべき第1回目として「みんなで考えよう。~私なら何ができる?~」を開催しました。

「みな共ダイアログ」は、ウェルビーイングを切り口に多様な立場の人々が集い、よりよい社会のあり方について、対話をしながら共に考えることを目的としたものです。

第1回目は、株式会社ボーダレス・ジャパンCEOの田口一成氏、武蔵野大学ウェルビーイング学部客員教授の前野マドカ氏をゲストにお招きし、当財団理事の前野隆司(武蔵野大学ウェルビーイング学部長)と参加者の皆様とともに、ウェルビーイングについて対話しながら考えました。

人も社会も地球もウェルビーイングである未来へ

イベント冒頭では、当財団代表理事の淺井明紀子より、財団の理念や活動について紹介しました。

当財団は、「人も社会も地球も、すべての生きとし生けるものがウェルビーイングである未来」をビジョンに掲げ、その実現のために、一つひとつの社会課題を個別に捉えるのではなく、それらの背景にある構造や繋がりに目を向け、多様な立場の人々が共に考え、共に行動するための助成事業およびコミュニティの形成に取り組んでいます。

鼎談『私なら何ができる?』(田口一成氏・前野マドカ氏・前野隆司氏)

続いて行われた鼎談では、田口一成氏、前野マドカ氏、前野隆司の3名にご登壇いただき、ボーダレスグループが取り組むソーシャルビジネスの実践や、ウェルビーイングと社会変革の関係について、率直かつ活発な意見交換を行いました。

田口氏は、「社会の課題を、みんなの希望へ変えていく。~SWITCH to HOPE~」という理念のもと、世界各地で取り組んできたソーシャルビジネスの実践を紹介しながら、社会課題の解決は一人の力ではなく、多様な人々が学び合い、支え合うことで前進すると語りました。

また、田口氏にとっての「ウェルビーイングとは何か」という問いに対して、

自分自身の価値観を見つけ、その価値観に沿って生きること

という考えを共有し、自身が何を大切にしたいのか、 どのような人生を送りたいのか、という問いに向き合い続ける過程そのものがウェルビーイングであるというメッセージは、多くの参加者の皆様の共感を呼びました。

人の中にある「Good Will」を信じる

鼎談の中で特に印象的だったのは、人の持つ善意や可能性についての議論でした。

人は本来、「誰かの役に立ちたい」 「自分の人生を意味あるものにしたい」という想いがあり、社会をウェルビーイングにするために必要なのは、人々の中にあるその善意や利他性、すなわち「Good Will」を引き出す環境や仕組みをつくることではないか、という議論がなされました。

また、「Good Will」が発揮されるために、心理的安全性があったうえで自分らしくいられ挑戦できる環境や、関係性があることの重要性についても語られました。

ウェルビーイングは個人の幸福だけではなく、人と人とのつながりや信頼によって育まれるものであることを改めて認識する時間となりました。

ひとりでなく仲間で社会を変える

対談の終盤では、社会を変えるために必要なのは特別なリーダーではなく、一人ひとりの小さな行動の積み重ねであるという点も話題にあがりました。

田口氏は、ボーダレスグループで進めている実践や、様々な社会起業家の挑戦を通じて見えてきたのは、「一人で頑張るのではなく、仲間とともに歩むこと」の大切さであると語り、一人では解決が難しい社会課題も、多様な人々と取り組むことにより、解決が目指せるのではないかという希望が会場に広がりました。

ワークショップ「私なら何ができる?」

イベントの後半では、ウェルビーイングな社会をつくるために「私なら何ができる?」をテーマに、一人ひとりが思いを書き出し、近くの参加者と対話するワークショップを行いました。

ワークショップに先駆けて、前野マドカ氏による『ハチドリのひとしずく ― 今、私にできること』の朗読が行われました。

森の火事に対し、小さなくちばしで何度も水を運び続けるハチドリ。

「私は、私にできることをしているだけ」

という言葉は、多くの参加者にとって「私なら何ができる?」を考えるきっかけとなりました。

ワークショップでは、参加者一人ひとりが、ウェルビーイングな社会をつくるためにできることを考え、まとめました。

小さな一歩が未来を変える

クロージングでは、登壇者から参加者へ向けて温かなメッセージが送られました。

前野マドカ氏は、「大きなことをする必要はない。まずは身近な人の価値や可能性を言葉にして伝えることから始めればよい」と語り、自分自身を大切にすると同時に、周囲の人の可能性を信じることの大切さを伝えました。

また、当財団理事の前野隆司は、ハチドリの物語に触れながら、「一人の行動は小さく見えるかもしれないが、その行動が人から人へと広がれば、大きな変化を生み出す」と参加者の皆様を励ましました。

イベント終了後、立場や世代を超えて語り合う参加者の皆様の姿からは、「ウェルビーイングな社会は誰かがつくるものではなく、一人ひとりの行動とつながりの中から生まれるもの」という、この日の大切なメッセージが体現されているようでした。

日本ウェルビーイング財団では、これからも「みな共ダイアログ」を通じて、多様な人々が出会い、学び合い、共に未来をつくる場を育んでまいります。

「私なら何ができるだろう?」

本イベントが、参加者の皆様にとって、小さな一歩を踏み出すきっかけとなる一日となれば幸いです。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

Contact

お問い合わせ

本財団との協働やご支援に関することなど、お気軽にお問い合わせください。

Contact us

keyboard_arrow_right

公益財団法人日本ウェルビーイング財団

東京都千代田区丸の内3-3-1

©︎ 2025 日本ウェルビーイング財団2025

プライバシーポリシー